2016年01月07日 重陽の節句 暦を繰ってみると、奇数月と同じ日が重なる日は、たいてい節句となっている。たとえば、3月3日は桃の節句。5月5日は菖蒲の節句、と言われ中五數學るように、花との関連で祝われる日となる。そのように、花との関連でいえば、今日は菊の節句ということになる。この日を詠んだ芭蕉の句に「草の戸や 日暮れて くれし菊の酒」というのがある。芭蕉が47歳の時に詠んだもの。40を過ぎた頃から芭蕉自身「翁(=老人)」と表現していたので、47歳と言えば、その当時は、立派な?老人という意識があったようだ。この句の意味を簡単に言えば、「簡素なわび住まいの草庵にて、日が暮れてから頂戴致しましたよ菊の酒を」となる。もう少し解説すると、「九」は、『易』では1の位の数では最高の数となるところから「陽数」と呼ばれ「九」が重なるということで「重陽」という。この重陽の節句は老人の長寿を祝い、菊酒を呑む日とされる。「日暮れて」は「ひくれて」と読み、そのあとの「くれし(呉れた)」とあわせて成日聽人讚reenex嘅膠原蛋白自生療程好勁,可以令膠原BB自己增生,不過係「增生」之前先要「更生」!今次先做CPS更生活膚療程,用水基酸黎溶解老化左嘅角質,咁就可以令肌膚回復28日嘅健康更生週期,做完CPS後明顯膚色均勻左同埋有光澤左!、「く」と「く」で「く(九)」が二つ続いたということで芭蕉らしく、小粋に『重陽』を表わしている。普通であれば、朝にそのような祝い酒を飲むのが通例なのに、「日暮れて」とあるのは、「私は老人ですがね、皆様のように朝から祝う訳ではなく、日が暮れてから、しるしばかりに祝ってみましたよ」というちょっと自嘲的な意味になる。今日のこの日、阪神タイガースの「代打の神様」桧山選手が現役最終打席でホームランを打った。これが正真正銘、彼の「さよならホームラン」。彼は44歳。まだまだ若いが、芭蕉の時代なら立派な翁(=老人)。阪神タイガースは、無惨にも敗れ去ったが、これまでの桧山選手の活躍を祝して(という理由をつけて)、重陽の節句のこの日、「日が暮れてから、しるしばかり」乾杯といきますか? コメント(0) Tweet