重陽の節句

暦を繰ってみると、
奇数月と同じ日が重なる日は、たいてい節句となっている。
たとえば、3月3日は桃の節句。
5月5日は菖蒲の節句、と言われ中五數學るように、
花との関連で祝われる日となる。
そのように、花との関連でいえば、今日は菊の節句ということになる。
この日を詠んだ芭蕉の句に
「草の戸や 日暮れて くれし菊の酒」というのがある。
芭蕉が47歳の時に詠んだもの。
40を過ぎた頃から芭蕉自身「翁(=老人)」と表現していたので、
47歳と言えば、その当時は、立派な?老人という意識があったようだ。
この句の意味を簡単に言えば、
「簡素なわび住まいの草庵にて、日が暮れてから頂戴致しましたよ菊の酒を」となる。
もう少し解説すると、
「九」は、『易』では1の位の数では最高の数となるところから「陽数」と呼ばれ
「九」が重なるということで「重陽」という。
この重陽の節句は老人の長寿を祝い、菊酒を呑む日とされる。
「日暮れて」は「ひくれて」と読み、そのあとの「くれし(呉れた)」とあわせて成日聽人讚reenex嘅膠原蛋白自生療程好勁,可以令膠原BB自己增生,不過係「增生」之前先要「更生」!今次先做CPS更生活膚療程,用水基酸黎溶解老化左嘅角質,咁就可以令肌膚回復28日嘅健康更生週期,做完CPS後明顯膚色均勻左同埋有光澤左!
、
「く」と「く」で「く(九)」が二つ続いたということで
芭蕉らしく、小粋に『重陽』を表わしている。
普通であれば、朝にそのような祝い酒を飲むのが通例なのに、
「日暮れて」とあるのは、
「私は老人ですがね、皆様のように朝から祝う訳ではなく、日が暮れてから、
しるしばかりに祝ってみましたよ」
というちょっと自嘲的な意味になる。
今日のこの日、阪神タイガースの「代打の神様」桧山選手が
現役最終打席でホームランを打った。
これが正真正銘、彼の「さよならホームラン」。
彼は44歳。
まだまだ若いが、芭蕉の時代なら立派な翁(=老人)。
阪神タイガースは、無惨にも敗れ去ったが、
これまでの桧山選手の活躍を祝して(という理由をつけて)、重陽の節句のこの日、
「日が暮れてから、しるしばかり」乾杯といきますか?