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ために立ち寄った




マナトの洞窟を進むなっぴは次第に眼が慣れてきた。セイレを抱きかかえたミコが後ろからついてくる。地上とは違い、その姿は逞しく映った。先頭のナナが口を開く、しかしそれは何かに取り憑かれたような口調だった。
 「この先には、セイレの覚醒に必要な人魚の試練がある。エスメラーダ人魚の力を譲り受けなければセイレは真のクシナの力を持つ事はできない」
「何故そんな試練があるの、セイレにだけ特別に」
なっぴはナナに尋ねた。
「あなたにもある、あなたは最後にそれを迎える」
「私はまだ完全には覚醒していないというの?でもレムリアでは」
「あれは、香奈の力をあなたに分離させていただけにすぎない。マンジュリカーナはマナの力だけではない、ヨミの力も併せ持って初めて覚醒する、その闇は深い。あの時のあなたではそれを受け入れる事はできなかった」
なっぴはヨミの最期を思い出した。それは今日まであまり気に留めていなかった。しかしそう言えばヨミは確かにこう言い残した。


「そうとも、生命エネルギーは『陰』と『陽』、『ヨミ』と『マナ』がバランスして初めて安定する。ムシビトたちは、星とともに寿命が尽き始めていたのだよ」

「……わしは何度でも甦る、お前達が闇に暴走すればな、いいか覚悟しておけよ」

「深い闇。ヨミが私に言った事がある、再び闇が暴走する事があるかも知れないと」
再びテンテンがなっぴに告げた。
「そろそろナナが元に戻る、きっとセイレも気が付くわ」
不思議な事にセイレは洞窟を進むにつれ水色の光に包まれていった。彼女を抱きかかえていたミコが岩の上に彼女をそっと寝かせると、ナナは再びコマンダーに変わる。

 「あれっ、ここは何処?」
「よかった、セイレ。気が付いたのね」
「マイとタイスケ、それにミーシャは?」
「母船でマイとタイスケ、それに由美子も待っているわ。ミーシャは『amato2』を待機させているの」
「待機って、ここはアガルタなのね」
「セイレ様、ここはアガルタの入り口、あなた様の産まれたマナトですよ」
ミコがなっぴの代わりにそう説明した。
「さあ、先に進みましょう。ここはセイレ様ののですから」
ミコも人魚の試練について何か知っているようだった。その時、一行の前に扉が現れた。その扉は内側に開く。明るい部屋がのぞき見えた。
「この先に人魚の試練が待っているのね」
なっぴが一歩踏み出そうとした時、ミコが制した。

「ここからは、セイレ様だけでお進みください。それからこれを預かっています」

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