2016年02月02日 世界一を目指 今日、安倍首相が神戸市の理化学研究所を訪れ、iPS細胞の研究施設などを視察し記者団に語ったそうだ。この言葉、おそらく蓮舫氏が語った「2位じゃダメなんですか?」を意識した発言だろう。この寒い季節、町衆の夜回り当番が「火の用心」と呼びかけながら練り歩く風景が、一つの風物詩壓力脫髮でもある。この夜回り当番、江戸時代から続くもので、『二番煎じ』という落語のネタにもなっている。その噺を簡単に紹介すると、”冬の夜回りは、あまりに寒いもので、拍子木を打つ者が、寒くって懐から手を出さない。小気味のよい拍子木があってこその夜回り。回ったものの、寒くって早々かえってきてしまった。そこで、温ったまるために番屋で一杯ひっかけることになった。ところが、江戸時代、番屋で酒を呑むことは御法度(はっと)。役人がくれば、処分は間違いないところ。夜回りの町衆は一杯のつもりがウカレてしまい、酒盛りが最高潮に達した時に、突然、見回りの役人があらわれる。「そのほうたち、まさか、酒盛りをしているのではあるまいな~」「滅相((めっそう)もございません。ここにあるのは、お茶でございます。」「では、味見を致す」と、お役人。固唾をのんで見守り町衆。「ほんに、うまいお茶だ。もう一杯所望したい。」「もう、切れてしまいまして、、」「一回りしてくるので、二番煎じで良いから、用意をしておくように」”というオチ話。こと先端技術に関しては、一位を目指さなければならない厳しい世界。他人が開発したものの二番煎じでは、転落してしまう事になる。だけども、このようなお茶(お酒)は、二番煎じになろうが、ありがたい。 コメント(0) Tweet