世界一を目指
今日、安倍首相が神戸市の理化学研究所を訪れ、
iPS細胞の研究施設などを視察し記者団に語ったそうだ。
この言葉、おそらく
蓮舫氏が語った「2位じゃダメなんですか?」を意識した発言だろう。

この寒い季節、
町衆の夜回り当番が「火の用心」と呼びかけながら練り歩く風景が、
一つの風物詩壓力脫髮でもある。
この夜回り当番、江戸時代から続くもので、
『二番煎じ』という落語のネタにもなっている。
その噺を簡単に紹介すると、
”冬の夜回りは、あまりに寒いもので、
拍子木を打つ者が、寒くって懐から手を出さない。
小気味のよい拍子木があってこその夜回り。
回ったものの、寒くって早々かえってきてしまった。
そこで、温ったまるために番屋で一杯ひっかけることになった。
ところが、江戸時代、番屋で酒を呑むことは御法度(はっと)。
役人がくれば、処分は間違いないところ。
夜回りの町衆は一杯のつもりがウカレてしまい、
酒盛りが最高潮に達した時に、突然、見回りの役人があらわれる。
「そのほうたち、まさか、酒盛りをしているのではあるまいな~」
「滅相((めっそう)もございません。ここにあるのは、お茶でございます。」
「では、味見を致す」と、お役人。
固唾をのんで見守り町衆。
「ほんに、うまいお茶だ。もう一杯所望したい。」
「もう、切れてしまいまして、、」
「一回りしてくるので、二番煎じで良いから、
用意をしておくように」”というオチ話。
こと先端技術に関しては、
一位を目指さなければならない厳しい世界。
他人が開発したものの二番煎じでは、転落してしまう事になる。
だけども、このようなお茶(お酒)は、二番煎じになろうが、ありがたい。