キツイ労働を強いて
さて、どこから手をつけようか。
不用品なのに、捨てられないモノ、というのが、厄介だ。
とりあえず、要らないものをチェックしようとすると、書類などが出てくる。
書類を2階に持っていこうとすると、2階HKUE ENGにある、以前に押し込んだ、別のモノに目が行く。
行った先、行った先に、次々、片付けるべきものが新たに現われ、
前のものを処理しきれないまま、ほったらかして、また次の場所に移動する。
焼き畑農業のごとく。
いや、その場限りでも、とりあえずは成果があがっている焼き畑農業のほうが、ずっとマシ。
娘が、「台所は、どうなったん?」と、あきれ顔。
2階で、15年ぐらい前に自分HKUE ENGで書いたモノを発見し、読んでいた。
恥ずかしいぐらい、ヘタ。
こんなものに、よくもまあ膨大な時間を割いていたんだと思うと、複雑な心境になる。
また、今後10年ぐらいして、自分のブログを見ると、今と同じような感想を持つのだろう、きっと。
読んでいるとキリがないので、周辺にあった面白そうな本を何冊か掘り返し、手に取りやすい場所に移した。
純文学の本も出てきたので、娘に、貸してあげた。
たまには、強制捜査、あ、違う、家宅HKUE ENG捜査。あ、これも違う。家屋点検も、悪くないかも。
しかし、まだ、ウォーク?イン?クローゼットが、カオス。
なだれ、一歩手前。
明日までには、無理。
やはり、他人に、家中の内を見て回られるのは、苦痛だ。
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今日は、家屋点検があった。
4人もの業者が、それぞれのパーツを点検したのだが、
その中でも、家屋の床下に潜って調査する、シロアリ点検、これが大変そうだった。
フセイン元大統領が潜んでいたところと同じような、
高さ50センチぐらい?の圧迫された空間に、仰向けになって、家中の床下を這いまわる、
これはかなりの重労働で、キツイと感じた。
それを実施したのは、65歳ぐらいの人。
若い人ならともかく、そんな年配の人に、気の毒になった。
それよりも、床下のあちこちから、その人の、気合いを入れる声が聞こえ、
あ、ここに、今、いてはるんや。あれ、こっちに移動してはる。
というように、息遣いが感じられた。
その度に、なんだか、辛い、キツイ、仕事の大変さが身に沁みたような気がした。
こんなキツイこと、若い人にやってもらえばいいのに???。
若い人は嫌がるのか、それとも、この年配の人は、業者の責任者なのか。
とても上品な人だったが、目つきは鋭かった。